Friday, October 18, 2019 10:32 AM

カタルーニャで大規模デモ 世界遺産教会も営業停止

 スペイン北東部カタルーニャ自治州で18日、独立派住民による5日連続となる大規模デモが行われた。州都バルセロナの世界遺産のサグラダ・ファミリア(聖家族)教会はデモ隊に入り口をふさがれたため、来場者らの安全確保ができないとして営業を停止したと発表した。住民は同国最高裁が14日に州独立を問う住民投票を強行した前州閣僚らに禁錮刑を言い渡したことに抗議した。スペインのメディアが伝えた。

 多数の幹線道路がデモで通行を遮断されたほか、この日はゼネストも呼び掛けられ、バルセロナ空港では一部の便が欠航となった。16日に州内各地から出発した抗議する市民らによる「自由のための行進」が州都に到着した。

 一方、スペインのサッカー連盟は18日、判決への抗議行動で混乱が生じていることを受け、26日にバルセロナで予定されていたバルセロナ対レアル・マドリードの試合を延期すると発表した。両チームは新たな日程を12月18日に決めた。(共同)