Friday, October 18, 2019 10:32 AM

79人死亡、7割が60歳以上 10人不明、9万戸断水

 東日本に大規模な洪水や土砂災害を引き起こした台風19号の影響で18日、新たに2人の遺体が福島県で見つかったことが分かり、死者は12都県で79人となった。共同通信の集計では、年代が判明した死者66人のうち7割超の49人が60歳以上だった。行方不明者は10人。依然9万5000戸以上で断水、3900人以上が避難を続けており、生活再建の道のりは遠い。台風上陸から1週間となる19日は被災地で大雨が予想され、各自治体は警戒を呼び掛けた。

 共同通信の18日までの集計によると、死者は12都県で79人。男女別は男性53人、女性23人、性別不明3人。船の沈没で死亡した7人と年代が不明の6人を除いた66人に関し、年齢や年代が各災害対策本部の発表や取材で分かった。60代と70代がいずれも16人で、80代11人、90代4人、100歳以上が2人だった。

 死者79人の半数超の49人は、浸水や洪水といった水害で死亡したとみられる。土砂災害による死者は11人。(共同)