Monday, October 21, 2019 10:21 AM

対日FTA締結に意欲 ジョージア大統領

 訪日中のジョージア(グルジア)のズラビシビリ大統領が21日、共同通信の単独インタビューに応じ、日本と年内締結を目指し交渉中の投資協定に続き、自由貿易協定(FTA)を結び、経済関係を発展させることに強い意欲を示した。

 ズラビシビリ氏は自国が「安定成長を続けている」とし、同じ山国として道路などインフラ整備のほか人工知能(AI)の分野で協力を深めたいと訴えた。ジョージアは欧州連合(EU)や中国とFTAを結んでいる。

 2008年の南オセチア紛争で軍事衝突した隣国ロシアについては「誰も紛争を忘れていないことを示し続けなければならない」と強調。一方で「他国に領土の一部を占領される状況は今に始まったものではない」と指摘し「経済や民主主義の発展の妨げにはならない」と説明した。(共同)