Tuesday, October 22, 2019 10:47 AM

天皇陛下、即位の礼 お言葉「国民に寄り添う」

 天皇陛下が内外に即位を宣言する「即位礼正殿の儀」が22日午後、国事行為として皇居・宮殿で執り行われた。陛下は玉座「高御座」に立ち、「国民の幸せと世界の平和を常に願い、国民に寄り添いながら、憲法にのっとり、日本国および日本国民統合の象徴としてのつとめを果たすことを誓います」と述べられた。

 即位の礼の中心儀式で、各国の元首や王族、政府高官のほか、三権の長や閣僚、知事、各界の代表ら計1999人が参列した。夜には同じく国事行為の祝宴「饗宴の儀」が開かれた。

 1990年に催された平成時の正殿の儀は、戦前の様式に倣ったことから、憲法が定める国民主権や政教分離の原則に反するとの批判が出たが、政府は今回も前回の様式を踏襲した。(共同