Thursday, October 24, 2019 10:31 AM

強制収容の日系人遺骨か カリフォルニア州で発見、鑑定へ

 カリフォルニア州の山中で人間の遺骨が23日までに見つかり、地元当局は第2次大戦中に「敵性外国人」として強制収容されていた日系人男性の可能性があるとみて調べている。DNA鑑定を行うため結果判明には数カ月かかる見込み。

 AP通信によると、見つかったのはギイチ・マツムラ氏の遺骨とみられている。戦争末期の1945年7月、収容されていたマンザナー強制収容所からスケッチに出掛けた後、行方が分からなくなった。9月に遺体で見つかったが搬送できず、仲間らが山中で埋葬。その後、埋めた場所が分からなくなっていた。

 同収容所では、戦況が好転するにつれ出入りが認められるようになっていた。(共同)