Thursday, October 24, 2019 10:32 AM

就任前からトランプ氏圧力 ウクライナ大統領、協議も

 ウクライナのゼレンスキー大統領が就任前の5月、米大統領選の民主党有力候補バイデン前副大統領周辺の醜聞について捜査するようトランプ大統領側から圧力を受け、側近らと対応を協議していたことが23日分かった。AP通信が複数の関係者の話として伝えた。

 これまでトランプ氏は圧力をかけたことを否定しているが、ウクライナ疑惑を裏付ける証言が相次いでおり、苦しい立場に追い込まれつつある。

 ゼレンスキー氏は5月7日、首都キエフで側近らと会合。関係者によると、当初はエネルギー問題が議題の予定だったが、トランプ氏の顧問弁護士、ジュリアーニ氏からの捜査要求への対応や、米国の選挙を巡る政争に巻き込まれない方策について、約3時間にわたり議論したという。(共同)