Friday, October 25, 2019 10:51 AM

737墜落、設計に欠陥 整備不良も、インドネシア

 昨年10月、インドネシアの格安航空会社(LCC)ライオンエアのボーイング737MAX8が墜落し、乗客乗員189人が死亡した事故で、同国の国家運輸安全委員会は25日、最終調査報告書の概要を公表し、事故機の自動失速防止装置の設計は「不適切だった」として欠陥を認定し、これが事故の一因だと結論付けた。

 事故では、自動失速防止装置が誤作動して機首が下がり、操縦士が立て直せなかったことが分かっている。

 運輸安全委によると、機体の制御に関するデータを計測するセンサーが故障し、誤った情報が装置に伝えられ誤作動が起きた。同委は「装置が一つのセンサーに頼る設計になっており、センサーからの誤情報に対し脆弱だった」と指摘した。(共同)