Monday, October 28, 2019 10:11 AM

米首都近郊に慰安婦像 韓国市民団体、5カ所目

 韓国系米国人らでつくる市民団体が27日、首都ワシントン近郊のバージニア州アナンデールに慰安婦問題を象徴する少女像を設置し、除幕式を開いた。慰安婦問題を巡る像が置かれるのは、全米で5カ所目となる。

 ソウルの日本大使館前に置かれたものと同様、いすに座った少女が真っすぐに前を見つめるデザイン。団体は2016年から公共施設への像設置を目指してきたが実現せず、韓国系住民の多い「コリアンタウン」として知られるアナンデールにある民間ビル敷地内への設置となった。

 団体の代表を務める李貞実さんは除幕式で「女性の権利や正義について理解を広げる土台にしたい」と語った。元慰安婦の吉元玉さん(91)も韓国から駆け付けた。(共同)