Monday, October 28, 2019 10:11 AM

NYに「カノコギ通り」 女子柔道の普及貢献

 ニューヨーク・ブルックリンにある通りに、女子柔道の普及に貢献し「女子柔道の母」と呼ばれた米国人女性、故ラスティ・カノコギさんの名前が冠せられることになり、家族や地元市議、柔道団体の幹部らが集まり27日、記念式典が開かれた。

 同じく柔道家で夫の鹿子木量平さん(81)=熊本県八代市出身=は「妻は『女性が柔道をすれば子供ができなくなる』と言われていたころから『私が闘えば他の競技にも女子が入れる』と言いながら努力した。喜んでいるだろう」と振り返った。

 ラスティさんの指導を受け米代表選手にもなった娘のジーンさん(53)は「これでいつまでも母のことを覚えていてもらえる」と笑顔で語った。(共同)