Monday, October 28, 2019 10:11 AM

左派フェルナンデス氏勝利 アルゼンチン大統領選

 アルゼンチンで27日、任期満了に伴う大統領選が投開票され、野党の左派アルベルト・フェルナンデス元首相(60)が現職の中道右派マクリ氏(60)の再選を阻んで初当選し、4年ぶりに左派政権が復活することが決まった。12月10日就任で任期4年。6人が立候補していた。

 ポピュリズム(大衆迎合)的で財政規律が緩い左派政権には、市場の警戒感が強い。選挙前から通貨ペソが下落し、中央銀行のドル売り介入などで外貨準備高が減少。2001年末のデフォルト(債務不履行)の再現を懸念する声もある。

 選挙結果を受けて、中銀は個人のドル購入の上限をこれまでの月1万ドル(約108万円)から200ドルに規制した。12月までの措置。(共同)