Monday, October 28, 2019 10:13 AM

IS後継にイラク出身者か 再興困難、混乱も

 過激派組織「イスラム国」(IS)の指導者バグダディ容疑者が死亡したことで、生き残りを図るISは後継指導者の選出を急ぐとみられる。ニューズウィークによると、イラク出身のアブドラ・カルダシュ幹部が後継に選ばれたとの情報もあるが、ISは指導者の死を認める声明は発表しておらず、混乱が続いているもようだ。

 聖戦思想は消えず信奉者によるテロの脅威も残るが、世界各地のイスラム過激派に強い影響力を誇った組織の再興は難しそうだ。

 アラブメディアなどによると、カルダシュ幹部はイラク北部タルアファル出身の少数派トルクメン人。イラクの収容所に一時、バグダディ容疑者とともに収監された。8月に後継者として浮上したが、サウジアラビア出身者らとの後継争いが続いている可能性もある。(共同)