Thursday, October 31, 2019 10:24 AM

アップル、脇役好調で増収 本格回復はスマホ復活が鍵

 アップルが30日発表した2019年7〜9月期決算は、売上高の半分を占めるスマートフォン「iPhone(アイフォーン)」が振るわない中でも、ウエアラブル端末など「脇役」の好調で増益を確保できた。しかし、本格的な業績回復に向けては、主役の復活は欠かせない。

 「驚異的な人気だ」。アップルのクック最高経営責任者(CEO)は30日の電話会見で腕時計型端末「アップルウオッチ」や無線イヤホン「エアポッド」といったウエアラブル端末が世界的にヒットしたと強調した。

 アプリ販売や決済などサービス部門は四半期ベースで過去最高の売上高を記録。今年に入って雑誌などの定額配信、クレジットカード発行、定額制ゲーム配信といった新サービスを矢継ぎ早に立ち上げており、11月に定額制動画配信も始める。(共同)