Thursday, November 07, 2019 9:37 AM

弾劾対抗で広報体制強化へ トランプ政権に危機感も

 トランプ大統領のウクライナ疑惑を巡る下院の弾劾調査に対抗するため、ホワイトハウスは広報チームを強化する方針だ。13日からテレビ中継される公聴会では、トランプ氏に不利な政府高官の証言が直接国民に届く可能性がある。政権側は来年の大統領選への影響に危機感を持っているとみられ、戦略的に反論する陣容を整えたい考えだ。

 米メディアによると、広報チームには過去に南部フロリダ州司法長官を務めたボンディ氏と、トランプ政権下で財務省報道官を務めたことがあるセイエ氏の2人が加わる見通し。「弾劾に関して積極的に発信する」ことになるという。

 トランプ氏はこれまで、頻繁なツイッター投稿や即席記者会見などで自ら発信を続けており、広報体制を変えることに消極的だったとされる。(共同)