Tuesday, November 12, 2019 9:45 AM
桜の会、招待基準見直しへ 政府「私物化」批判受け
菅義偉官房長官は12日の記者会見で、公費で首相が主催する「桜を見る会」の招待客について、選定基準の見直しを検討する考えを表明した。立憲民主党の枝野幸男代表は党会合で、安倍晋三首相の地元後援会員が多数招待されたとの指摘に関し「首相本人が公選法に反しているのではないかと疑われることを公然と進めてきた。本丸直撃の案件だ」と批判。野党は「公的行事を私物化した」として追及を強めており、後半国会の焦点に浮上してきた。
菅氏が招待基準の見直しを表明したのは、政権が行事を政治利用しているとの指摘をかわす狙いがある。ただ、従来の招待の在り方が不透明だったとの疑念を解消できるかどうかは見通せない。
自民党の二階俊博幹事長は会見で、地元後援会員を招待することの是非に関し「議員が選挙区の皆さんに配慮するのは当然だ」と語った。自身が招待したかどうかは「思い出せない」とした。(共同)
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