Tuesday, November 12, 2019 9:46 AM

日産、中間の営業益85%減 20年3月期は大幅下方修正

 日産自動車は12日、2019年9月中間連結決算を発表した。日本や北米、欧州など世界的な販売低迷が長引き、純利益は前年同期比73.5%減の653億円、本業のもうけを示す営業利益は85.0%減の316億円となった。20年3月期の業績予想も下方修正。純利益を1700億円から1100億円に、営業利益を2300億円から1500億円に見直した。純利益は10年ぶりの低水準となる。

 19年4〜6月期の営業利益が98.5%減の16億円と過去最低の水準に落ち込んでいたが、厳しい状況が続いた。会社法違反(特別背任)などの罪で起訴された前会長カルロス・ゴーン被告の逮捕から間もなく1年。ゴーン被告が主導した拡大路線から脱却を目指すが、依然厳しい道が続く。

 9月中間決算の売上高は9.6%減の5兆30億円にとどまった。上半期(4〜9月)の世界販売台数は6.8%減の250万1000台だった。(共同)