Tuesday, November 12, 2019 9:46 AM

ボリビア大統領が亡命 メキシコ政府「保護下に」

 【ロサンゼルス共同】大統領選の不正疑惑を受けて辞任を表明したボリビアの左派モラレス大統領(60)は11日、メキシコに亡命した。メキシコのエブラルド外相は11日、同国空軍機内にモラレス氏がいる写真をツイッターで公表し「メキシコの保護下で彼の生命は安全だ」と表明した。

 メキシコ政府は、モラレス氏に亡命を受け入れる準備があると10日に提案していた。モラレス氏は11日「国を去るのはつらいが、私は強くなって戻る」とツイッターに投稿した。

 ボリビアからの報道によると、上下両院は12日に特別議会を招集し、モラレス氏らの辞任や暫定大統領の任命などを協議する。憲法規定では大統領が辞任した場合、副大統領、上院議長、下院議長の順に大統領職を継承するが、いずれも辞任を表明しており権力の空白が生じている。