Tuesday, November 12, 2019 9:47 AM

ガザの過激派司令官を殺害 イスラエル軍、戦闘懸念

 【エルサレム共同】イスラエル軍は12日早朝、パレスチナ自治区ガザを空爆し、過激派「イスラム聖戦」のバハ・アブアタ司令官を殺害した。ガザからは報復としてロケット弾150発以上がイスラエルに向けて発射され、軍もロケット弾の発射部隊などに反撃した。イスラム聖戦は「一線を越えた」と主張、さらなる報復を警告しており、大規模戦闘への発展が懸念される。

 シリア国営通信によると、イスラエル軍はシリアの首都ダマスカスのイスラム聖戦幹部宅も空爆。幹部は無事だったが、息子らが死亡した。

 イスラム聖戦には、イスラエルと敵対するイランが支援。イスラエル軍は声明で、アブアタ司令官が最近のイスラエルへのロケット弾発射を指揮し、「次の攻撃が迫っていた」と主張した。