Tuesday, November 12, 2019 9:48 AM

撃たれた学生、重体脱す 香港、混乱継続し催涙弾も

 【香港共同】香港で11日に警官に実弾で撃たれた男子学生(21)が12日、容体が改善し重体の状態から脱した。香港メディアが報じた。依然として重傷という。デモ隊による道路の封鎖や地下鉄の運行妨害は前日に引き続いて行われ、香港全域で交通が乱れた。警察は大学で催涙弾を放つなど強硬姿勢を強めている。

 一方、茂木敏充外相は12日の記者会見で、50代の日本人男性が11日に香港でデモに遭遇し、負傷したと明らかにした。香港紙は、デモの様子を撮影した日本人観光客がデモ隊に中国人と間違われ、暴行される事件があったと報じていた。

 香港の日本総領事館は12日、在留邦人に抗議活動や口論の場に近づかず、スマートフォンなどで撮影もしないようメールで注意喚起した。