Wednesday, November 13, 2019 9:22 AM

米利下げ休止期間が焦点 FRB議長が議会証言

 【ワシントン共同】米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は13日、議会で証言する。これまで実施してきた利下げ効果を見極める考えで、休止期間を巡る発言が焦点になりそうだ。

 FRBは米中貿易摩擦が及ぼす悪影響を警戒し、10月まで3会合連続で景気悪化を未然に防ぐ「予防的」利下げを実施した。パウエル氏は10月30日の連邦公開市場委員会(FOMC)後の記者会見で、政策金利は「良い水準にある」と説明。年内最後の次回12月会合では、政策金利据え置きを検討する方針を示唆した。

 米国は拡大局面が過去最長の11年目に入り、世界経済をけん引する立場だ。7〜9月期の実質国内総生産(GDP)で個人消費は底堅く、住宅投資も7期ぶりにプラスに転換した。