Wednesday, November 13, 2019 9:23 AM

ガザ戦闘で21人死亡 イスラエル、報復連鎖

 【エルサレム共同】パレスチナ自治区ガザの過激派「イスラム聖戦」は13日、司令官を殺害された報復としてイスラエル領内へのロケット弾発射を続けた。イスラエル軍も無人機や戦闘機でイスラム聖戦の関連施設に反撃。ガザの保健当局によると、交戦が始まった12日朝以降で21人が死亡した。報復が連鎖し、攻撃の応酬は、ここ数カ月で最悪規模になった。

 国連やエジプト当局が緊張緩和に向けた仲介を続けた。イスラム聖戦は「イスラエルの攻撃に立ち向かう」と主張し、停戦の受け入れを拒否しているもようだ。

 ガザの保健当局は、13日のイスラエル軍の攻撃でイスラム聖戦の戦闘員ら11人が死亡したと発表した。12日の死者は10人。軍によると、ガザからイスラエルに向けて計約300発のロケット弾が発射され、イスラエル側でも数十人が負傷した。