Thursday, November 14, 2019 9:37 AM

米トルコ、関係修復強調 懸案は未解決、緊張続く

 【ワシントン共同】トランプ大統領とトルコのエルドアン大統領が13日、ワシントンで会談し、双方が互いの重要性を指摘、シリア情勢を巡りこじれた関係の修復を強調した。個人的関係は良好に見えるが、米国が反発するトルコのロシア製ミサイル導入などの懸案は未解決のまま。北大西洋条約機構(NATO)加盟国同士の米トルコ関係は緊張が続きそうだ。

 「偉大な同盟国で戦略的パートナーだ」(トランプ氏)。「両国の新たなページを開く決意だ」(エルドアン氏)。会談後の共同記者会見で両氏が力説した。トランプ氏はエルドアン氏の「大ファンだ」とまで語った。

 トルコ軍は先月、米軍撤収を機に、敵視するクルド人勢力が拠点とするシリア北部に侵攻。過激派組織「イスラム国」(IS)掃討で米軍と連携したクルド人勢力を攻撃し、米側との対立がさらに深まった。