Thursday, November 14, 2019 9:38 AM

日韓軍事協定の維持要求へ 米長官、きょう文氏と会談

 【ワシントン、ソウル共同】エスパー米国防長官は13日、韓国訪問を前に同行記者団に対し、日韓の軍事情報包括保護協定(GSOMIA=ジーソミア)は「維持されなくてはならない」と述べ、韓国で破棄決定の見直しを直接求める考えを示した。西部ワシントン州で語った内容を国防総省が明らかにした。

 エスパー氏は14日、韓国に到着する。15日に文在寅大統領や政府高官と会談する予定。一方、韓国国防省の報道官は14日の定例記者会見で、協定の破棄決定に関し「政府の現在の立場には変わりない」と強調。韓国政府はエスパー氏訪韓を通じ、揺るぎない米韓同盟をアピールしたい意向だ。

 ソウルでは14日、米軍制服組トップのミリー統合参謀本部議長、韓国軍制服組トップの朴漢基合同参謀本部議長が44回目となる米韓の軍事委員会の会合を開催。地域の平和と安定に向け多国間の連携が重要だとの認識を確認したと発表した。