Friday, November 15, 2019 9:23 AM

容疑者の動機解明急ぐ 高校銃撃、日系人か

 【ロサンゼルス共同】ロサンゼルス北方サンタクラリタの高校で14日起きた銃撃事件で、ロイター通信など一部メディアは、重体となっている容疑者のアジア系の男子生徒(16)について、日本生まれの母親を持つ日系人と報じた。連邦捜査局(FBI)や警察はソーシャルメディアの投稿を調べるなどして、16歳の誕生日に犯行に及んだ生徒の動機解明を急いでいる。

 NBCテレビは複数の捜査関係者の話として生徒は脳死状態だと伝えた。警察は身元などを明らかにしていないが、複数のメディアは関係者の話などから実名を報道。父親は白人で、2017年12月に心臓発作で死亡したという。

 警察によると、授業が始まる前、容疑者が校舎前の中庭でリュックサックから拳銃を取り出し、生徒5人に向けて発砲、その後自分を撃つ姿が防犯カメラに映っていた。16秒間の出来事で、拳銃に銃弾は残っていなかった。