Monday, November 18, 2019 9:23 AM

米民主党、候補争い過熱 ラスベガスで演説集会

 【ラスベガス共同】来年11月の米大統領選で政権奪還を狙う民主党が17日夜、ネバダ州ラスベガスで候補者演説集会を開いた。党候補者選びが本格化する来年2月のアイオワ州党員集会に向け、指名争いが過熱。ネバダ州はヒスパニック(中南米系)が増加するなど人種の多様性で知られる激戦州で、各候補は自らの公約を訴えた。

 トランプ大統領のウクライナ疑惑を巡る弾劾調査の公聴会が始まって以来、民主党候補者らが一堂に会した初めての会合。中道派バイデン前副大統領は「トランプ(氏)は米国がよって立つものを脅かしている」と主張し、再選阻止には自らが最も適任だと訴えた。

 米メディアによると、ネバダ州は労働組合の影響力が強い。最左派ウォーレン上院議員やサンダース上院議員は国民皆保険制度導入などに触れ「国民のための政治を取り返す」「政治改革が必要だ」と力を込め、会場を沸かせた。