Tuesday, November 19, 2019 9:25 AM

民泊の家主募集へ、東京五輪向け 米国の仲介大手エアビー

 国際オリンピック委員会(IOC)と最高位スポンサー制度「TOPプログラム」の契約を結んだ民泊仲介大手エアビーアンドビー日本法人の田辺泰之代表取締役が19日、東京都内で記者会見し、来年の東京五輪に向けて、新たに民泊を始める家主の募集に取り組んでいくことを明らかにした。

 競技会場が集まる関東の自治体と連携し、空き部屋や使っていない家屋を持つ人に活用を呼び掛けていく。田辺氏は「新たな五輪への参加方法を提案したい」と話した。民泊を巡っては騒音などによる近隣トラブルや、無許可営業などの問題が指摘されているが「業界最大手として責任を持って法令を順守していく」と述べた。

 TOPスポンサーの契約は18日にIOCなどが発表した。アスリートが参加する企画などで収入を得るプログラムも始めるといい、記者会見に登場したレスリング女子五輪金メダリストの吉田沙保里さんは「セカンドキャリアに悩む選手は多く、非常に助かる」と話した。(共同)