Tuesday, November 19, 2019 9:25 AM

米下院、虚偽答弁も調査 ロシア疑惑でトランプ氏

 【ワシントン共同】野党民主党が多数派の下院の法律顧問は18日、トランプ大統領がモラー元特別検察官によるロシア疑惑捜査に対し、虚偽の書面回答をしたかどうかを調査していると明らかにした。議会の調査妨害の疑いが強まれば、ウクライナ疑惑と合わせて弾劾訴追の対象とする可能性があるという。AP通信などが伝えた。

 下院は、司法省が4月に一部黒塗りで公表したモラー氏の捜査報告書について、全面開示を求めて係争中。

 トランプ氏はモラー氏に書面で、前回大統領選の期間中に、内部告発サイト「ウィキリークス」がクリントン陣営の電子メールを暴露した問題に関し、事前には暴露計画を知らなかったと回答。だが、捜査報告書の公表時に黒塗りとされた部分などには、これに反する内容が含まれている可能性があるとして下院側は開示を求めている。