Wednesday, November 20, 2019 8:56 AM

女性が働きやすい環境を 首相出席し社保意見交換

 政府は20日、高齢者の就業促進などを柱とした「全世代型社会保障改革」の実現に向けて安倍晋三首相や関係閣僚と、非正規労働の高齢者から高校・大学生まで幅広い年齢層の11人との意見交換会を官邸で開いた。参加者から、女性が働きやすい環境などを求める声が上がった。

 首相は冒頭「年金、医療、介護だけではなく、働き方を含めた改革を進める。社会保障は人生100年時代ではお年寄りだけではなく子育て世代やリタイアした人など全てにとって大切だ」と述べた。

 愛知県で働く吉田恵美子さん(46)は「子育て中に専業主婦からパートで働き始めて実感したのは再就職や職業選択の幅が非常に狭いという現実だ」と指摘。「子育て後の学び直しの機会と女性が再就職しやすい環境整備をお願いしたい」と訴えた。首相は「(社会人が学び直す)リカレント教育は以前から大変重視しており、補助もあるのでぜひ活用してほしい」と応じた。(共同)