Wednesday, November 20, 2019 8:57 AM

疑惑の鍵握る高官証言 米弾劾公聴会

 【ワシントン共同】トランプ大統領のウクライナ疑惑を巡る弾劾調査で、下院情報特別委員会は20日、ソンドランド駐欧州連合(EU)代表部大使の公聴会を開催する。ソンドランド氏はトランプ氏と直接電話で話す関係。ウクライナ側に民主党のバイデン前副大統領関連の捜査を求める役割を担った中心の一人とされ、疑惑の鍵を握っているとみられている。

 これまでの証言で、ソンドランド氏はトランプ氏の顧問弁護士ジュリアーニ氏らと共に、来年の大統領選でトランプ氏と戦う可能性のあるバイデン氏に関する捜査を求めていたとされる。

 疑惑表面化のきっかけとなった米ウクライナ首脳電話会談の翌日の7月26日、ソンドランド氏がトランプ氏から電話でバイデン氏関連の「捜査」について大声で尋ねられるのを漏れ聞いたと、当時近くにいた米大使館員が証言している。