Thursday, November 21, 2019 9:11 AM

候補乱立、混戦脱出に躍起 民主党討論会、初戦見据え

 【アトランタ共同】来年の米大統領選で政権奪還を目指す民主党の第5回候補者討論会が20日、南部ジョージア州アトランタで開かれた。今月に入りブルームバーグ前ニューヨーク市長(77)ら新たな出馬の動きが顕在化。混戦に拍車が掛かる中、中道のバイデン前副大統領(77)ら各候補は「政治経験」や「既存政治の打破」など自己アピールに躍起となった。

 候補者指名レースの初戦となる来年2月3日の中西部アイオワ州党員集会まで3カ月を切る中、早期に支持基盤を固めたい思惑が背景にある。ただ各候補とも一気に抜け出すには決定打に欠く状況が続いている。

 アイオワ州では、重点的に運動を展開してきた中道で中西部インディアナ州サウスベンド市長のブティジェッジ氏(37)の支持率が急伸している。バイデン氏は「大統領に訓練期間は許されない」として副大統領としての実績を強調、ブティジェッジ氏をけん制した。