Wednesday, November 27, 2019 9:14 AM

米予算局2職員が辞職 高官証言、支援凍結懸念

 【ワシントン共同】トランプ大統領のウクライナ疑惑を巡る弾劾調査を進める下院情報特別委員会は26日、ホワイトハウスの行政管理予算局(OMB)高官の非公開証言記録を公開した。高官がウクライナへの軍事支援凍結が問題になる恐れがあると懸念していたほか、同局職員2人が異議を唱えるなどして辞職していたことが明らかになった。

 非公開証言は16日に実施。軍事支援はホワイトハウスでの首脳会談開催と並び、政敵バイデン前副大統領関連の捜査開始をウクライナ政府が表明することへの「見返り」に位置付けられていたとみられている。

 高官は国家安全保障プログラム担当のサンディ氏で、トランプ氏の指示で軍事支援が凍結されたと7月中旬に知らされた際、議会承認された支援を一方的に凍結するのは「多くの疑問を呼び、対応を迫られる」と上司に伝えたと明かした。