Monday, December 02, 2019 9:22 AM
武装集団と衝突21人死亡 メキシコ国境、治安悪化
【ロサンゼルス共同】メキシコ北部コアウイラ州で1日までに、麻薬組織の武装集団と地元治安当局との衝突があり、双方で少なくとも21人が死亡した。当局が発表した。現場はテキサス州との国境近く。同日で発足1年を迎えた左派ロペスオブラドール政権は、治安問題への対応の遅れで批判を受けており、さらに風当たりが強まりそうだ。
トランプ政権もメキシコの麻薬組織をテロ組織に指定する方針を表明し、移民問題に次ぐ両国関係の新たな火種に。ロペスオブラドール政権は米軍の越境による取り締まりなどを警戒し「内政干渉」と猛反発しているが、米国の圧力がさらに強まる可能性もある。
ロペスオブラドール大統領は1日、メキシコ市中心部で行われた就任1年の記念式典で「メキシコは自由で主権ある国家だ。外国から、いかなる内政干渉も受け付けない」と主張し、テロ組織指定を認めない姿勢を改めて示した。バー米司法長官が近く協議のためメキシコ入りする予定。
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