Monday, December 02, 2019 9:25 AM
パリ協定本格始動へ議論 COP25開幕、ルール詰め
【マドリード共同】地球温暖化対策のパリ協定の本格始動を来年に控え、一部積み残しとなっている実施ルールの詰めの議論をする国連気候変動枠組み条約第25回締約国会議(COP25)が2日、スペイン・マドリードで開幕した。温暖化が深刻になる中、各国が2030年の温室効果ガス排出削減目標の上積みを表明し、対策強化の機運を高めることも期待されている。会期は13日まで。
開幕の全体会合で、議長を務めるチリのシュミット環境相は「人類は気候の危機に直面している。今こそ動きだす時だ」と各国に目標の引き上げなどを呼び掛けた。国連のグテレス事務総長は「対策を遅らせる余裕も理由もない」と強調。「世界の排出の4分の3以上を占める20カ国・地域(G20)の大半は(抜本的対策に向けた)転換の動きが見られない」として対策強化を強く求めた。
会議は当初、チリで開催予定だったが反政府デモのため変更になった。
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