Tuesday, December 03, 2019 9:22 AM
145選手データに改ざん WADA内部報告書が指摘
【モスクワ共同】ロシアのドーピング検査データ改ざん問題で、世界反ドーピング機関(WADA)が、ロシアから提供を受けた少なくとも145選手のデータに改ざんがあったと判断していることが分かった。ロシアのタス通信が3日、入手したWADAの内部報告書の内容として報じた。改ざん規模が判明したのは初めて。
WADAのコンプライアンス(法令順守)審査委員会が作成した報告書によると、WADAが改ざんを疑っているのは計298選手のデータ。このうち145選手分には改ざんが認められ、残り153選手分はさらに詳細な調査が必要で重量挙げやテコンドー、レスリングなどの選手が含まれていると指摘した。
WADAはロシア選手団を東京五輪・パラリンピックを含む主要大会から4年間除外する処分案を発表。9日に開く常任理事会で処分案を審議する。潔白を証明できた選手のみが個人資格で出場を認める見通しが強まっている。
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