Thursday, December 05, 2019 9:24 AM
警備手薄な移動時に銃撃 外国人の活動萎縮狙いか
【イスラマバード共同=横田晋作】アフガニスタン東部で福岡市の非政府組織(NGO)「ペシャワール会」現地代表の医師中村哲さん(73)が殺害された事件で、通常は警備車両と一緒に移動している中村さんが、事件当日は自分の車だけで移動していたことが5日、地元警察などへの取材で分かった。警察は、武装集団が事前に中村さんに狙いを定め、警備手薄な移動時に銃撃したとみて捜査している。
アフガンでは外国の支援関係者を狙った事件が相次いでいる。国内で知名度のある中村さんを殺害することで、外国人の活動の萎縮を狙った可能性がある。
ペシャワール会は4日の記者会見で、中村さんの移動時は1、2台の警備車両が同伴し、毎回ルートを変えながら移動すると説明していた。武装集団は最初にボディーガードを殺害したことも目撃証言で判明しており、内部事情に通じた者が関与した疑いもある。
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