Thursday, December 05, 2019 9:24 AM

ストップ石炭、日本に要求 COP25会場近くで抗議

 【マドリード共同】スペイン・マドリードで開催中の国連気候変動枠組み条約第25回締約国会議(COP25)の会場近くで5日、世界の環境団体のメンバーが日本に石炭火力発電の廃止を求める抗議デモをした。約70人が「ストップ石炭」と日本語で書かれた横断幕を示すなどして「さようならコール(石炭)」と声を張り上げた。

 安倍晋三首相に見立てたメンバーに、参加者が日本語で「石炭やめろ」と口々に叫ぶ一幕も。愛媛大4年の小谷真輝さん(22)は「日本は抗議の声を真剣に受け止めて脱石炭へかじを切るべきだ。海外への支援も絶対にやめる必要がある」と話した。

 石炭火力発電は地球温暖化の原因の二酸化炭素(CO2)の排出が特に多く、世界では「脱石炭」の流れが鮮明になりつつある。日本はエネルギー源として重視する姿勢を崩していない。