Thursday, December 05, 2019 9:26 AM

来週にも弾劾訴追状作成へ 米下院委で再び公聴会

 【ワシントン共同】米下院司法委員会は来週、トランプ大統領を巡るウクライナ疑惑の弾劾手続きで2回目の公聴会を開く。米メディアが4日報じた。下院多数派の野党民主党は来週中にも弾劾訴追状(刑事事件の起訴状に相当)を作成するため、具体的な訴追条項起案へ作業を急ぐ方針。「権力乱用」などを想定、年内の下院での弾劾訴追を目指している。

 CNNテレビなどによると、2回目の公聴会は9日にも開催し、10〜11月に弾劾調査を実施した下院情報特別委所属の弁護士らを招く予定。同委は3日、政府高官らの公聴会証言をまとめた報告書を司法委に提出しており、弾劾の訴追条項起案のため事実関係などを確認するとみられる。その後、来週中にもう一度、公聴会を開く可能性があるという。

 トランプ政権は司法委が4日開催した1回目の公聴会への出席を拒否した。司法委は2回目以降の出欠について、6日までの回答を求めており判断が注目される。