Friday, December 06, 2019 9:33 AM

バイデン氏、集会で暴言 質問者に「うそつき野郎」

 【ワシントン共同】来年の米大統領選の野党民主党有力候補バイデン前副大統領(77)は5日、アイオワ州の選挙集会で、息子を巡る不正のうわさについて質問した男性に対し「とんでもないうそつき野郎め」と暴言を放った。大統領候補としての資質を問われかねない発言で、米メディアも大きく報じており、党候補指名レースへの影響が注目される。

 バイデン氏は全米支持率平均で首位だが、来年2月に始まる指名争いの初戦の地アイオワ州では4位に沈み苦戦。発言は挽回のため同州各地で選挙運動中に飛び出した。

 男性(83)が、バイデン氏が副大統領時代、ウクライナ企業の役員だった息子が高額報酬を受け取っていた点を問いただした。バイデン氏は男性を遮り「そんな話は誰もしていない」と批判。「腕立て伏せを一緒にやってみるか。知能テストを受けてもいいぞ」と挑発した。激しい言い争いとなった後に「あんたは私に投票するには年寄りすぎる」とこき下ろした。