Tuesday, December 10, 2019 9:33 AM

アフガン巡り、データ歪曲 米当局者らが証言と報道

 【ワシントン共同】米軍のアフガニスタンでの軍事作戦を巡り、ワシントン・ポストは9日、米政府が高官や軍幹部らを対象に行った聞き取り調査の内部文書を基に、作戦が米国に有利に進んでいるかのように見せるために政府がさまざまなデータを歪曲していたと報じた。

 ブッシュ、オバマ両政権でホワイトハウスの軍事顧問だった元陸軍幹部は2015年の調査で「米国にはアフガンに対する根本的な理解が欠け、何をすべきか分かっていなかった」と証言。別の陸軍幹部は「現状を可能な限り有利に見せるため、全てのデータが改ざんされた」と語った。

 調査は計428人を対象に行われ、2000ページ以上の文書にまとめられた。同紙は情報公開請求や司法手続きを通じて文書を入手した。