Friday, December 13, 2019 9:34 AM

タリバン協議「一時休止」 米代表、基地への攻撃受け

 【カブール共同】米国のハリルザド・アフガニスタン和平担当特別代表は13日、中東カタールで開かれているアフガンの反政府武装勢力タリバンとの協議を「一時休止」するとツイッターで明らかにした。タリバンは11日にアフガンのバグラム米空軍基地近くを攻撃、2人が死亡、70人以上が負傷しており、協議でタリバン側に「怒りを伝えた」としている。

 ハリルザド氏は、タリバンに「アフガン人の平和への願いに応える意欲」があることを示すよう要求。一時休止について、タリバン指導部で議論する時間を確保するためと説明した。

 パキスタン国営メディアによると、ハリルザド氏は13日、タリバンに影響力を持つパキスタンを訪れ、同国のクレシ外相と会談した。クレシ氏はアフガン和平に向け、引き続き協力する姿勢を強調した。