Monday, December 16, 2019 9:25 AM

米韓、交渉再開へ連携確認 ビーガン氏、大統領と会談

 【ソウル共同】ソウルを訪れている米国のビーガン北朝鮮担当特別代表は16日、韓国大統領府で文在寅大統領と会談した。北朝鮮との非核化交渉について「歴史的課題を達成するため、諦めずに最善を尽くす」として、挑発を強める北朝鮮を交渉に引き戻す努力を続ける考えを伝え、韓国との連携を確認した。韓国側が会談内容を明らかにした。

 韓国メディアによると、ビーガン氏は17日午後まで米軍基地訪問や韓国政府高官や有識者との会合などを予定。日程をこなしながら、南北の軍事境界線がある板門店での米朝接触に向けて、北朝鮮からの反応を待つとみられる。

 文氏は会談で、ビーガン氏の姿勢を評価し「朝鮮半島の平和プロセスの進展に向けた努力」を続けるよう求めた。北朝鮮が交渉期限とする年末が迫る中、米韓両国はビーガン氏の訪問により、挑発は「朝鮮半島の平和構築のためにならない」(ビーガン氏)との姿勢を強調し、北朝鮮に自制を促した。