Monday, December 16, 2019 9:29 AM

上院でも駆け引き開始 与野党、弾劾訴追にらみ

 【ワシントン共同】トランプ大統領のウクライナ疑惑を巡り、議会上院でも弾劾訴追後をにらんだ駆け引きが始まった。野党民主党は下院に続き、トランプ政権中枢で外交・安全保障を統括したボルトン前大統領補佐官らの証言実現を要求。共和党は早期幕引きを模索する。

 民主党が多数派の下院は18日にもトランプ氏を弾劾訴追する。舞台は与党共和党が多数を占める上院に移り、年明け早々から弾劾裁判が開かれる見込みだ。

 米メディアによると、民主党上院トップのシューマー院内総務は15日、共和党のマコネル上院院内総務に書簡で、弾劾裁判でのボルトン氏やマルバニー大統領首席補佐官代行らの証言を要求。下院では実現しておらず「公正な裁判」を求める姿勢を国民に訴える構えだ。