Wednesday, December 18, 2019 9:12 AM

性暴力捜査の問題指摘 各国メディアも報道

 【ロンドン、ワシントン、ソウル共同】性暴力被害を巡りジャーナリストの伊藤詩織さんが勝訴した18日の民事訴訟判決を、各国メディアも速報した。訴訟を通じ、日本で伊藤さんが、性暴力を告発する動き「#MeToo」の象徴になってきたことや、性暴力捜査の問題点が浮き彫りになったことを伝えた。

 英BBC放送は、日本では性暴力に遭っても大多数が被害を警察に届けないと指摘し、伊藤さんがこうした中で#MeTooの「象徴的存在」となってきたと紹介した。

 一方、警察による捜査の過程で、男性の捜査員らが見守る中、伊藤さんが等身大の人形を相手に当時の「性暴力被害」の様子を再現することを強いられ、冷静さを保つのに苦労したとも伝えた。