Friday, December 20, 2019 9:24 AM

「実証炉建設前提とせず」 日仏高速炉開発巡り経産相

 梶山弘志経済産業相は20日の閣議後記者会見で、日本が協力してきたフランスの高速炉実証炉「ASTRID(アストリッド)」の建設費を2020年度予算案に盛り込まなかったことを巡り「シミュレーションや実験に焦点を当てた新たな協力を進めていく。実証炉の建設を前提とした予算ではない」と述べた。

 フランスはアストリッド計画を大幅縮小する方針。予算案には、日仏や日米の高速炉開発協力に関連する技術開発費として、本年度の高速炉関連予算とほぼ同額の40億円が盛り込まれた。

 フランス側は昨年以降、高速炉の実用化時期を先送りし、実用化の前段階となる実証炉の建設も凍結する方針を提示。今年6月には日仏政府がシミュレーションなどを中心とした研究開発の継続で合意した。梶山氏は「技術研究や安全対策は常にやっていく。日本の技術をフランスも必要としている」と強調した。(共同)