Monday, December 23, 2019 9:10 AM

米、日韓と外相会談調整 北朝鮮挑発備え1月中旬

 【ワシントン共同=池田快】トランプ政権が北朝鮮による新たな挑発行動に備え、来年1月中旬に米西海岸で日韓との3カ国外相会談の開催を調整していることが22日、分かった。非核化を巡る米朝実務協議が停滞する中、米政府内には対話路線から最大圧力路線への回帰を模索する動きもあり、今後の北朝鮮対応を擦り合わせる。複数の外交筋が明らかにした。

 北朝鮮が大陸間弾道ミサイル(ICBM)を発射するなどした場合に、速やかに一致した対応を取るのが狙いとみられる。北朝鮮は今月下旬に朝鮮労働党中央委員会総会を開き「重大問題」を討議、決定すると予告。日米韓3カ国は警戒を強めている。

 外交筋によると、ポンペオ米国務長官と茂木敏充外相、韓国の康京和外相がサンフランシスコで会うことを検討。3カ国の外相会談は実現すれば今年8月以来となる。日米の個別会談も調整している。日韓外相会談が実施される可能性もある。