Monday, December 23, 2019 9:11 AM

習氏、対米貿易で柔軟姿勢 衝突回避と韓国側に伝達

 【成都共同】中国の習近平国家主席は23日、韓国の文在寅大統領と北京で会談し、米国との貿易摩擦に関し「協力すれば皆の利益となり、戦えば皆に傷が残る。衝突せずに柔軟に対処していく」と述べた。文氏は「円満な解決を望む」と歓迎した。韓国側が発表した。

 中国メディアによると、習氏は朝鮮半島問題について、韓国と立場と利益が合致しており「安定を守り、交渉を促す確固とした力だ」と指摘、対話を通じた問題解決が重要との認識を示した。

 朝鮮半島は北朝鮮が米国との非核化交渉の期限に設定した年末が近づき、緊張が高まっている。文氏は会談冒頭で「最近の状況は、韓中はもちろん北朝鮮にとっても決して有利にならない」と懸念を示した。習氏は韓国と北朝鮮の関係改善を支持するとも強調した。