Tuesday, December 24, 2019 9:17 AM

サウジ、核心踏み込まず 「実行犯死刑」に批判再燃

 【カイロ共同】サウジアラビア王室を批判した記者ジャマル・カショギ氏の殺害事件を巡り、サウジ当局は23日、首都リヤドの裁判所が実行犯とみられる5人に死刑判決を言い渡したと発表し幕引きを図った。焦点だった最高権力者ムハンマド皇太子の関与や、組織性など「核心」には踏み込まず、サウジ当局への国際批判が再び高まった。

 検察報道官は記者会見で「(実行犯らに)事前に殺害までの意図はなかった」と述べ、あくまで“現場の暴走”だったと結論付けた。リヤドでの会見に出席した記者は地元記者が大半で、ムハンマド皇太子の関与については質問も出なかった。

 報道官は「事件に関わった全ての人物を捜査した」と述べ捜査の正当性を強調した。実行犯とされる5人の氏名は未公表。「直接殺害に関わった人物」とされ、末端レベルの当局者とみられる。