Monday, January 06, 2020 9:15 AM

トランプ氏、イラクに警告 国会の米軍撤収要求決議

 【ワシントン共同】トランプ大統領は5日、イラク国会が米軍を含む外国部隊の撤収を求める決議を可決したことに反発し、イラク政府が米軍の撤収を要求した場合「巨大な制裁を科す」と警告した。大統領専用機で記者団に語った。

 トランプ氏はイラクの空軍基地を念頭に「米国はイラクに多額の資金をつぎ込んできた」と強調し「その金を返すまでは撤収しない」と主張した。イラクからの「敵意や不適切なことがあれば、制裁を科す。対イラン制裁がかわいく見えるほどのものになる」などと述べた。

 国務省のオルタガス報道官も5日の声明でイラク政府に対し「米国とイラクの経済、安全保障関係、過激派組織『イスラム国』(IS)掃討作戦を担う有志連合軍の存在の重要性を鑑みるよう強く促す」と訴えた。