Wednesday, January 08, 2020 9:45 AM
日産の内部調査に「欠陥」 ゴーン被告弁護団が批判
【ニューヨーク共同】前日産自動車会長カルロス・ゴーン被告の弁護団は7日、被告を巡る日産の内部調査について「根本的に欠陥があり、偏って独立性に欠けたものだ」と批判する声明を発表した。調査は日産とフランス自動車大手ルノーとの経営統合を阻止するため、被告を追い落とす目的で行われたと非難した。
ゴーン被告の記者会見を8日に控え、日産からクーデターで追放されたとする主張を補強する狙いがあるとみられる。ゴーン被告は米メディアに対し、会見では日本政府や日産の関係者らを名指しで非難する考えを示している。
声明は(1)調査の際に日産が被告本人から話を聞いていない(2)日産と協力して調査を行った国際法律事務所は長年にわたり日産と関係があり、調査は独立性に欠けるーなどと指摘。「『徹底的な内部調査』を実施したという日産の主張は真実を曲解するものだ」とした。
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