Thursday, January 09, 2020 9:25 AM

札幌五輪開催に太鼓判 IOC会長、市長と会談へ

 【ローザンヌ(スイス)共同】国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長は9日、スイスのローザンヌで記者会見し、11日に予定する札幌市の秋元克広市長との会談を前に、同市の2030年冬季五輪招致について「大規模イベントを開催してきた経験がある。素晴らしい五輪を開催できると確信している」と太鼓判を押した。

 同会長は札幌市が北海道地震の影響で26年大会招致を断念した経緯と、北海道新幹線の札幌延伸などインフラ整備に合わせた30年大会への切り替えに理解を示した。東京五輪マラソンと競歩の準備にも満足感を表明し「同市の立場と意向に非常に関心を持っている」と述べた。

 ローザンヌでは9日夜(日本時間10日未明)に原則15〜18歳が対象の第3回冬季ユース五輪の開会式を実施。大会組織委員会によると79カ国・地域から約1900人がエントリーした。日本は7競技に過去最多の72選手が参加。22年北京冬季五輪に向けて有望株の活躍が期待される。