Thursday, January 16, 2020 9:42 AM
「厚底禁止」報道で波紋 早期の結論求める声
陸上の長距離界を席巻するスポーツ用品大手ナイキの「厚底シューズ」を世界陸連が新規則で禁じると英メディアが報じ、日本の選手や関係者にも波紋が広がっている。東京五輪が半年後に迫る中、16日は早期の結論を求める声が出た。
炭素繊維のプレートが埋め込まれ、高反発が売りのこの靴はトップ選手に浸透。マラソン日本代表に決まっている4人のうち、女子の前田穂南(天満屋)を除く3人が履く。鈴木亜由子(日本郵政グループ)を指導する高橋昌彦監督は「公平性を保つルールなら仕方がない」とした上で「五輪本番1カ月前に急に変えたりしないでほしい。動揺が走る」と訴えた。日本郵政は数社の靴を試してデータを比べ、ナイキのものでそろえている。
代表の残り1枠を目指し3月1日の東京マラソンに臨む男子の設楽悠太(ホンダ)や井上大仁(MHPS)も履いている。ナイキ所属の日本記録保持者、大迫傑はツイッターで「どっちでも良いからさっさと決めてくれーい」とつづった。(共同)
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